今年読んだ本のマイベスト10
昨年の途中から、読んだ本は必ずブクログに登録するようになりました。そして、今年の途中からは、必ず感想も残しておくようにしました。
一言でもいい、目次を残すだけでもいい、という風にハードルを低くしたおかげで、感想を残すことも継続できています。
読書は趣味なので、内容を忘れてしまってもしょうがないと割り切っているのですが、たまに「この本読んだっけなあ」とさえ考えているひどい有様。でも今年からは、自分がどんな本を読んで、どんなことを思ったのかが分かるようになりました。
年の瀬なので、ブクログの本棚を振り返ってみたら、ちょうど今年読んだ本で星5つが10冊ありました。ですので、この中からマイベスト10を選んでみようと思います。
しかし、今思い返してみると「この本に星5つつけるなら、あの本の方が自分の血肉になったなあ」と思うものもあります。やっぱりノリで「これはいい!」というのと、少しずつ熟成されるものは違いますね。
10.日本的ソーシャルメディアの未来
- 作者: 濱野智史,佐々木博,ソーシャルメディア・セミナー
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/02/04
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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すみません、いきなりどんな内容だったか全然思い出せない。。。
濱野さんの言説というのが好きで、星5つにしたんだと思います。
確か、「アメリカは信頼社会で、日本は安心社会」というくだりで、
「だから日本はWEBサービスにコミュニティ的側面が強くなるのか」と納得感があったからじゃないかな。
9.永遠の0
- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/15
- メディア: 文庫
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タイに一人旅に行ったとき、ふと手に取った結果、タイに到着するまでずっと読みふけっていました。
太平洋戦争について、今まで自分が考えたことのない側面の話を体験することができました。
永遠の0 (講談社文庫)についてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ
8.13日間で名文を書けるようになる方法
- 作者: 高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2009/09/04
- メディア: 単行本
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タイトルでよくあるハウトゥー本のように思えるかもしれませんが、
大学での日本語教育による、学生との生のやり取りの中で新たな日本文学を生み出していくという、まぎれもなく高橋源一郎さんの本。
7.日本の殺人
- 作者: 河合幹雄
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2009/06
- メディア: 新書
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ニュースからでは見えてこない、「日本の殺人」とは何か。「なるほど、そうだったのか!」と思う箇所ばかりでした。
日本の殺人 (ちくま新書)についてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ
6.芸術闘争論
- 作者: 村上隆
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2010/11
- メディア: 単行本
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コンテクストの上で語るという芸術。これも、自分の狭かった了見をぶち壊してくれる本でした。
芸術闘争論についてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ
5.犯罪
- 作者: フェルディナント・フォン・シーラッハ,酒寄進一
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2011/06/11
- メディア: 単行本
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ドイツの弁護士が描いた短編集。どの作品も、とても面白い。しかもバラエティに富んでいて飽きなかった。
このミス海外部門か何かで1位とってたような気がします。
犯罪についてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ
4.日本語が亡びるとき
- 作者: 水村美苗
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/11/05
- メディア: 単行本
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この本を読んだ感想をブログに書こうと思ったら、ちょうど3月11日の震災が起き、メモをPC上に残したままでした。
「本格小説」という素晴らしい日本文学へのオマージュを残した水村早苗さんだからこそ書ける、
亡びゆく美しき日本語へのメッセージ。英語公用語の時代に、国語はどうなるのだろうか。
3.フェイスブック 若き天才の野望
フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
- 作者: デビッド・カークパトリック,小林弘人解説,滑川海彦,高橋信夫
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/01/13
- メディア: ペーパーバック
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初めてGoogleの本を読んだ時と同じ興奮が味わえました。映画「ソーシャルネットワーク」を観て興奮した人にはおススメだと思います。
フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)についてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ
2.ネットバカ
- 作者: ニコラス・G・カー,篠儀直子
- 出版社/メーカー: 青土社
- 発売日: 2010/07/23
- メディア: 単行本
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この本を読んで「これはオレにとって大事な本だから、感想を残しておかねば!」と思ったのが、
ブクログに感想を書くようにしたきっかけでした。ネットの素晴らしさを語る本は多い一方、ネットのマイナス面をネットを分かっていて語ってくれる本は少ないと思います。
ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていることについてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ
1.ストーリーとしての競争戦略
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)
- 作者: 楠木建
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2010/04/23
- メディア: 単行本
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「ビジネス書の中で、自分がオススメするとしたら?」という質問があった場合、この本を挙げるのではないかと思います。
内容が濃すぎて、とても一言では感想が書けません。読み込んで勉強しなければいけない本だと思っています。
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)についてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ
ここで挙げた本の多くが「こんなことを考えたこともなかった!」と、気づきを与えてくれた本でした。
せっかくこんなにいい本に出会えたのだから、もっと自分の血肉にしないと、本に申し訳がないなあと反省をした年の瀬でした。