はてなの広告営業 mtakanoの日記

はてなビジネス開発本部 営業部 部長の高野です

CPCとCPAの限界

先日のエントリーが、少しブックマークを集めたので、解析で入れているGoogleAnalyticsを見たところ、予想通りと言えば予想通りですが、やはり次第にソーシャルメディアが力を持ってきているな!と改めて思いました。

http://d.hatena.ne.jp/mtakano/files/110310%E6%B5%81%E5%85%A5%E5%88%86%E6%9E%90.png?d=.png

これを見ると、検索経由の流入よりも、twitterFacebookはてブの3つを併せたクチコミ経由の方が上回っています。directの中には、おそらくスマートフォンTwitterクライアント経由も含まれていると思いますので、一番の流入元はTwitterかも。そもそもが更新を怠けている他、検索にひっかかるようなタイトルでブログ書いていなかったりしますし、そりゃ検索経由の流入があるわけ無いですオレもっと頑張れ。ちゃんと更新しているサイトであれば、当然検索経由の流入の方が、遥かに多く、しかも安定的にあるはずですね。とはいえ、僕のブログはしばらくはクチコミ経由の流入が多くを占めるでしょう。


で最近、媒体におけるCPCとCPAという指標は、必ず通用するものではなくなってきたな、と思います。どういうことかというと、CPC・CPAとは、特定の媒体でユーザーが広告をクリックしてからクライアントサイトに訪問し、購入などのKPI指標を達成するまで、にて登場する指標です。バナーによって認知はしたけどクリックしなかった場合、広告の価格に対してCPCが高くなりますし、クリックだけしてサイトから出て行った場合、費用対効果が悪化=CPAが悪くなります。


でも、例えばはてなブックマークをどこかの企業・商材がジャックしました!という場合、何かの広告をクリックするかといえば、必ずしもしないと思います。ただ(もちろんクリエイティブ次第とはいえ)、ユーザーの記憶にはとどまり、後々の検索行動、tweet、ブックマーク、いいね!などの効果に影響はあるでしょう。


そうすると、これらの効果ははてなの広告によるCPCでも無いですし、間接効果的に、はてな外の広告を踏んでのCPCでも無いですし、つまりはCPAになる訳もありません。


はてな損だね!が言いたいわけではないです。いやもちろん損ですけど、他の媒体も含めての話です。ソーシャルメディアは様々なWEBサイトを横串にしていくので、ソーシャルメディア上での動きが活発化すればするほど、媒体単独で完結する指標が通用しなくなってきます。今後は広告による効果を、CPCではなく、インターネット上、主にソーシャルメディア上での人の動きを作るものかどうか、という観点も加えて見る必要性が増してきている、ということです。


じゃあどうやって測るか?まだ明確な回答はありません。回答はないですが、少しずつ自然検索とソーシャルメディア経由ではユーザーの行動に違いはあるか?といったデータも出始めてきています。

ソーシャルメディア対応とSEOはどちらが価値があるのか? マーケチャネルとして比較分析してみた | Web担当者Forum

今のうちにソーシャルメディアによる効果を広告プランの中に想定しておくことが必要だと思います。そうでないと、本当に効果の最大化を狙えるプランを逃し、いかに短期的に目に見えるクリックを集めるかに終始してしまうのではないでしょうか。