今年読んで面白かった本10冊
せっかくの年末なので、振り返りの意味も込めて、今年読んで面白かった本を10冊挙げていきたいと思います。出来るだけ今年発売(ひょっとしたら去年に発売された本もあるかも)の中からセレクトしてみました。
まずはビジネス回り。
ゲームの父・横井軍平伝 任天堂のDNAを創造した男
- 作者: 牧野 武文
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/06/11
- メディア: 単行本
- 購入: 12人 クリック: 150回
- この商品を含むブログ (38件) を見る
横井軍平さんすごい。ものづくりする人、任天堂の面白さと凄さが伝わってきます。十字キーって当たり前のようですごい発明。横井軍平ゲーム館を読んでからの方がより面白い。
シェア <共有>からビジネスを生みだす新戦略
- 作者: レイチェル・ボッツマン,ルー・ロジャース,小林弘人,関美和
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2010/12/16
- メディア: ハードカバー
- 購入: 27人 クリック: 1,167回
- この商品を含むブログ (96件) を見る
ちょっと冗長な気もしますが、今後「シェア」という考え方を理解しておくことは重要だと思います。
バイラル・ループ あっという間の急成長にはワケがある
- 作者: アダム・ペネンバーグ,中山宥
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/09/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 5人 クリック: 37回
- この商品を含むブログ (11件) を見る
人から人に伝わっていくサービスについて。広告視点の話はよく読むけど、サービス視点の話はあんまり見ないような気が。その視点でしっかりまとめられた本。
大ヒットの方程式 ソーシャルメディアのクチコミ効果を数式化する
大ヒットの方程式 ソーシャルメディアのクチコミ効果を数式化する
- 作者: 吉田就彦,石井晃,新垣久史
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2010/09/15
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 24回
- この商品を含むブログ (6件) を見る
口コミによるヒットを数式化した本。正確には数式化しようとしている本か。実用は難しそうだけど、試みとして面白かったです。
スイッチ!
- 作者: チップ・ハース,ダン・ハース,千葉敏生
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/08/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 18人 クリック: 256回
- この商品を含むブログ (47件) を見る
一回ブログにも書きました。
次は一般書籍。
耳で考える ――脳は名曲を欲する
耳で考える ――脳は名曲を欲する (角川oneテーマ21 A 105)
- 作者: 養老孟司,久石譲
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/09/10
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 21回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
一般書籍なのかな。もっと五感を使って考えなければいけません。
ピストルズ
- 作者: 阿部和重
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/03/24
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 165回
- この商品を含むブログ (113件) を見る
「悪」と戦う
- 作者: 高橋源一郎
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2010/05/17
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 105回
- この商品を含むブログ (86件) を見る
小学生が「あく」と戦う話。「悪」って目に見えて明らかなものではないんですよねー。
歌うクジラ
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/10/21
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 91回
- この商品を含むブログ (56件) を見る
iPad版で読みました。コインロッカーベイビーズ、半島を出よの系統が好きならハマると思います。
悪の教典
- 作者: 貴志祐介
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2010/07/29
- メディア: ハードカバー
- 購入: 3人 クリック: 1,112回
- この商品を含むブログ (132件) を見る
イッキ読みしました。
あとは、昔の本ですが、この2冊がとても面白かったです。
パーミションマーケティング
- 作者: セスゴーディン,Seth Godin,阪本啓一
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 1999/11
- メディア: 単行本
- 購入: 6人 クリック: 40回
- この商品を含むブログ (17件) を見る
ユーザーとのコンタクトという事でソーシャルメディアマーケティングともてはやされ、何か見失いがちに感じるけど、このパーミションを得るという考え方を忘れないでおきたい。
数に強くなる
- 作者: 畑村洋太郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2007/02/20
- メディア: 新書
- 購入: 5人 クリック: 71回
- この商品を含むブログ (133件) を見る
「数字」ではなく「数」。「数」って可愛くて面白い。文系頭の僕から、数への苦手意識を取り除いてくれた本。
ここには挙げられなかった本もあります。「1Q84 BOOK3」は言うまでもなく面白かったし、「隣の家の少女」「中原中也 悲しみから始まる」「縄文聖地巡礼」なんかも良かったなー。昔の本だけど、「ご冗談でしょう、ファインマンさん」は本当に面白かった。何か忘れているものもありそう。
でもまだ読みたかった本が全然読みきれない。「コトラーのマーケティング3.0」と「モチベーション3.0」読んでおきたかった。来年も良い本に出会いたいなあ。