元はてなの広告営業 mtakanoの日記

はてなビジネス開発本部 営業部 部長の高野です

Google Insight for Searchの「転職」「求人」グラフの比較から見えてくること

久しぶりにGoogle Insight for Searchで「転職」「求人」というキーワードの検索グラフを調べてみました。

まず、これら2つのキーワードを叩いた結果は下記です。


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この結果から、2009年から求人の検索数が増加傾向にある、という事が読み取れます。そしてもう一つ、「転職」と「求人」で検索するユーザーのモチベーションが異なる事も分かります。


ユーザーのモチベーションが異なる、というのは人気検索クエリ(関連するキーワード)を比べてみれば分かります。

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なんだか、「求人」の方が切実な気がします。。。



「転職」と「求人」、それぞれの言葉の意味を調べてみました。

  • 「転職」とは職業を変えること、あるいは職場を変えること。
  • 「求人」とは労働力となる者を収集するために行う告知。

仕事を探す側、仕事を募集する側、立場によってどちらを使うかが変わるわけです。



検索するときに「こういった業種の転職先を探そう!」なのか「こういった業種の求人案件はないか」のどちらを考えているかが、関連キーワードに表れているようです。「転職」の方が前向きなキャリアチェンジ、一方で「求人」は、とにかく仕事を探している、というイメージが強いのではないでしょうか。


その「求人」の検索数の増加が、景気が悪くなってからと一致しているんですね。。。
こんな風に社会の動向が検索数に反映されるなら、早く景気が良くなって、「求人」の検索数が減少して欲しいものです。



実は、今回本当に書きたかったのは、ちょっとマニアックなGoogleInsightによる別のネタです。
それはまた別の機会にアップします。