元はてなの広告営業 mtakanoの日記

はてなビジネス開発本部 営業部 部長の高野です

石狩DCツアー運営の裏側

先日、さくらインターネットさんと石狩DCツアー企画を実施いたしました。

 

f:id:mtakano:20121119114826j:plain

 

石狩DCツアーの感想はすでに色んなブログで書かれておりますので、そちらをご覧くださいませ。

 

さくら石狩DC見学ツアーに参加してきた - tagomorisのメモ置き場

※一番ブックマークを集めていたtagomorisさんのエントリーをご紹介させて頂きます。

 

「とにかく運営素晴らしい、中でもさくらの櫻井△」という声であふれる結果となりました。

 

 

さて櫻井さんに何があったのでしょうかね。。。

それはそれとして、せっかくですので、さくらインターネットさんと話し合って、運営の裏側を一部エントリーに起こして公開することに致しました。宜しければご覧ください。

 

まず、今回のツアーの座組ですが、告知・集客に伴う事務作業・企画サポートをはてな、運営をさくらインターネット、旅行の足回り手配をJTBという3社で行なっておりました。

 

「お金を払ってデータセンターを観に行きたい!」と申し込んでもらっているので、データセンターをちゃんとご案内できれば、普通に満足してもらえるだろうとは思います。

でもせっかく石狩までのツアーを組むなのら、最大限楽しんでもらえる要素を盛り込もうと、しばらく前から企画して準備しておりました。

 

ツアーのゴールは楽しんでもらうことでした(これ本当)。

そういう意味で、告知はPR記事という形式だったものの、プロモーション施策を実施したと言うよりも、1周年イベントを開催したという方が正しいと思います。

最新鋭データセンターの施設に萌えるべき! さくら石狩DC見学ツアー - はてなブックマークニュース

 

 

では、楽しんでもらうことをゴールに考えていた、幾つかのポイントを書いてみます。

 

  • ツアーのホスピタリティ
  • ツアーのコンテンツ
  • サプライズ

 

ツアーのホスピタリティ

 

羽田から新千歳までの足、さらに新千歳から石狩までの足、懇親会場への足、ホテルの手配、全員無事揃ったかの人数確認からチケット受け渡し。。。相当専門スキルが必要だと思います。

これはJTBさんに頼んだので、当日飛行機が遅れたりしましたが、特にトラブルなく進行しました。ガイドさんの気配りって本当に凄いなと思います。

 

また、旅行といえばちゃんとご飯が美味しいのかどうか、非常に大事です。

 

準備しました。

 

f:id:mtakano:20121117135630j:plain

 

約40名分の海鮮丼(石狩丼もしくはDC丼とも言います)ですが、

このようにさくらの女性陣の皆さんが並んで一膳一膳よそってくれました。

 

 

そして食堂は、このような手書きの絵によって出迎えてくれました。

 

 

他にも多くのさくら社員の方に、会場設営や入館準備、懇親会でおみやげ配布の導線を作ってくださるなどお手伝い頂きました。まあ約40名を、セキュリティの厳重な場所に案内して、しかもストレス無く楽しんでもらうことが目的ですからね、、

さくらさんのこのイベントにかける本気度が伺えました。

こういうところから、「さくらの運営すごい」という声が出てきたのだろうと思います。

 

ツアーのコンテンツ

 

まず、「帰宅するまでが遠足」というなら、「目的地に向かうのも遠足」です。「新千歳から石狩DCに向かうバスの中から盛り上げよう!暖めよう!」ということで田中社長にもバスに同乗してもらい、あらかじめ石狩DCの見所など語って頂きました。

 

f:id:mtakano:20121117122546j:plain

 

そして到着後は前述の石狩丼でさらに暖めて、いよいよ今回ツアーメインの石狩DC見学です。

ただ40名での大人数での見学になると、それだけコンテンツが薄まってしまう可能性もあります。そのため、2班に分け、田中社長と舘野副社長の説明付きで案内してもらいました。(それでも「もっとDC見学したかった!」という声は、やはりたくさんありました、、、)

またDC内は機密事項も多く、多くの場所が撮影禁止となっています。ですが、みなさんブログで紹介したり、思い出に残しておきたいはずなので、1名カメラマンのスタッフをつけ、彼が撮影した写真を、後日さくらさんチェックの上でお渡しするようにしました。

 

f:id:mtakano:20121117150346j:plain

 

見学後はDC内の会議室で、1周年にふさわしく「石狩データセンターが出来るまで」をさくらの建設担当者さん、広報担当者さんにプレゼンしてもらいました。建設地決定から完成後のメディア対応までの歴史は、中々レアな話だったと思います。

さらに田中社長が何でも質問に答える、というフランクなコーナーも設けました。

 

f:id:mtakano:20121117155753j:plain

 

DC見学後、夜はそのままホテルへ直行して終了、では終わり方として少し寂しいです。せっかくのツアーだから美味しいご飯は用意して満足してもらわねば、、、

でも、石狩DCというコンテンツで繋がっている参加者の皆さんに、単においしいごはんを提供する懇親会のみで終えるわけにはいかないと思い、懇親会の後にLT大会を設けました。

 

f:id:mtakano:20121117185109j:plain

 

LTがどれくらい盛り上がるか分からなかったので、さくらの中の人にもLTの準備をしてもらっていましたのですが、結局さくらの人はLTできないくらいLT希望者が多く、大変盛り上がりました。時間が足りなかったくらいでした。

 

 

ツアーにおけるサプライズ

参加者の方に「おおっ」と喜んでもらいたいので、いくつかちょっとしたサプライズも用意しておきました。

 

「旅のしおりが届いたら、気分が盛り上がるし、いよいよだな!とワクワクするよね」という櫻井さんの一言で、さくらさんに旅のしおりを作ってもらいました。事前に旅のしおりがあるとは言わず、ツアーの前々日に、参加者さんに送りました。

 

反応は上々でした。

 

 

新千歳空港の待ち合わせ場所で、田中社長がお出迎えし、そのまま一緒にバスに乗り込みました。

 

f:id:mtakano:20121117120915j:plain

 

 

石狩DCに到着早々、前述の海鮮丼(石狩丼もしくはDC丼とも言います)を食べてもらいました。

 

f:id:mtakano:20121117135630j:plain

 ※大事な写真なのでもう一回

 

またちゃんと形に残るように、おみやげも用意しました。さくらさんの1周年記念Tシャツやタオルにボールペン、そしてはてなからも手ぬぐいとTシャツを用意しました。

全員分のおみやげ用意しつつ、一部はLTを行なってくれた人への特別プレゼントにしました。

 

 

それでどうだったか

 

とても盛り上がったと思います。

思いますというのは主観的ですが、参加者の皆さんの表情やコメント、Tweetなどから喜んでくださっていたのは伝わりました。

終わった後、参加者の方に「石狩DCツアーの改善点をください!」とアンケートをとったのですが、「ブログに書くまでがツアーです、くらい案内してもいいと思います」「さくらの商品をアピールする場があってもよかったです」という声もあったので、もうちょっと商売っ気があってもよかったかなーと思いました。

 

ですのでこの場を借りて、一つだけお願いをさせていただくと、どなたか#石狩DCツアーのハッシュタグのTweetをtogetterにまとめてもらえると助かります。。。せっかくのたくさんのTweetがもったいない。。。

 

もちろん色々改善点もあります。「もっとDC見る時間が欲しかった!」「もっとLTの時間が欲しかった!」という声などが寄せられていました。確かにそうでしたよね。。。

ただ、概ね満足していただいたようで、本当にホッとしましたし、嬉しかったです。

 

参加者のみなさん、関係者のみなさん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました!

 

f:id:mtakano:20121117181735j:plain

ライフネット生命キャンペーンの仕掛けと数値を公開します

4月19日にこんなキャンペーンを開始しました。
ライフネット生命 出口社長におもしろいセリフを言わせよう!

f:id:mtakano:20120521152618p:image:w360

唐突に依頼が届いてひっくり返った経緯は、ライフネット生命様のブログで紹介されています。
ライフネット生命×Webクリエイター「CONTENTS BATTLE!」特別編 参加企業インタビュー(はてな編) | ライフネット生命保険社員ブログ


残念ながら優勝は逃してしまいましたが、結果としてはかなり盛り上がり、PV数・ソーシャルメディアへの波及数も良い数値が出ました。営業先でも何度か「あのキャンペーン面白いですね」と言われました。

ライフネット生命×Webクリエイター「CONTENTS BATTLE!」|ライフネット生命保険


公開する前は「大丈夫かなあ、スベらないかなあ」とキャンペーン担当であるハイパーメディアクリエイターkiyoheroがドキドキしていたのは内緒です。せっかくですので、このキャンペーンを盛り上げるためにどんな仕掛けを考え、そしてどんな結果が出たのか、kiyoheroに代わりまして公開したいと思います。

ちなみに「3つの成功ポイント」のようにはまとめてはおりません。かなり長々と書いています。あとkiyoheroからエントリーのタイトルを「ライフネット生命キャンペーンの仕掛けと数値を公開しちゃうぜぇ〜、ワイルドだろう〜?」にしろと言われましたが、恥ずかしくなってきたので止めました。

※追記(12/5/30 17:04):このエントリーはライフネット生命様の許可を得て公開しています。

なぜはてなセリフでタイアップしたのか

ライフネット生命様からのご依頼は「どれだけBUZZを起こせるのかを他の4社と競争して欲しい」というものでした。

当初はBUZZの定義は特に決まっていませんでした。が、公開競争ということを考えると、たくさんのTweetといいね!数を獲得していなければ、少なくともユーザーはBUZZと判断してくれないだろうと思いました。他の4社と比較してのはてなの強みは、ユーザを巻き込むCGMコンテンツを展開できることです。そこで色々とブレストした結果「はてなセリフを使おう!そしてTweetといいね!を集めよう!」という話になりました。

はてなセリフ

今年の2月、はてなの実験的サービス置き場のはてラボにあるはてなセリフが話題になりました。NHNJapanのid:kushiiさんが、「マーク・ザッカーバーグの手紙」というはてなセリフを作成してくれたことをきっかけに、局所的に盛り上がりました。

f:id:mtakano:20120521153245p:image:w360


このあたりの経緯は、ねとらぼでも紹介されているのでご覧ください。
てへぺろって言わせてみたい:FacebookのザッカーバーグCEOに好きなセリフを言わせるジェネレータ - ねとらぼ


この「マーク・ザッカーバーグの手紙」のページを分析したところ、Facebookからの流入が1/3、ついでTwitterGoogle+という順にPVを獲得しておりました。まずid:kushiiさんがFacebookTwitterに投稿、id:kushiiさんのFacebook友達やフォロワーが流入、そのユーザーが新たなセリフを作成してソーシャルメディアに拡散、さらにFB友達やフォロワーが流入、、、、という良い循環が出来上がっていたようです。

はてなでは営業案件として記事広告キャンペーンを展開することが多いのですが、大体ソーシャルメディア経由の流入ははてブTwitterの割合が高いです。が、こちらではFacebookを中心に流入を集めるという、また違った結果が出たことに驚きました。「情報収集ははてブTwitter、友人の近況報告はFacebook、という使い分けがされているのかな」という体感値はありましたが、どんどんとFacebookの力が大きくなっていることを感じました。

この時から、「いつかはてなセリフを使ってキャンペーンをやりたい」と思っていました。

仮説

この「マーク・ザッカーバーグの手紙」の結果から、いかにユーザーに参加(投稿)してもらい、Facebookを中心に閲覧・参加の輪を広げられるか。これがはてなセリフキャンペーン成功のポイントだと考えました。

気をつけたポイント・仕掛け

BUZZを起こす、FacebbokやTwitterで拡散していくにはこの3つが大事なのでは?と考えて進めました。

  • 拡散したくなるようなネタ
  • 巻き込みやすい仕掛け
  • コンテンツの場の空気
拡散したくなるようなネタ

まず何と言っても大事なのは、どのようなセリフ画像であればユーザーが楽しんで投稿してくれるか、です。
社内・ライフネット生命ご担当者様でブレストした結果、出口社長に面白い格好をしてもらうのはどうか、ということになりました。たくさんのネタ出しをした上で、

  • 「実現性」
  • 「どんなユーザーにウケるか」
  • 「上場に関わるおめでたいメッセージにマッチするか」

の3軸で選定しました。また、セリフは1つではなく、マジックナンバーである3つがいいだろう、ということにしました。

結果、この3つになりました。

出口・治明からの手紙

f:id:mtakano:20120521153244p:image:w360

私の保険料、安すぎ…!?

f:id:mtakano:20120521153243p:image:w360

ワイルド社長

f:id:mtakano:20120521153242p:image:w360

はてなセリフというのはネットのヘビーユーザーには刺さる一方で、マニアックで敷居が高いコンテンツでもあります。そこで出来るだけ多くのユーザーが一目で趣旨を理解し、楽しんでもらえるよう、3つそれぞれでターゲットユーザーが別になるように考えました。

  • マーク・ザッカーバーグ」は評判になった実績もあるし、Facebookのヘビーユーザーやエンジニアには認知が高い画像なのでシェアされるだろう
  • 「@typeさんのバナー」は古くからのネットユーザーを中心にいじってくれるだろう
  • 「スギちゃん」はよりメジャー層に訴えかけよう

と別の狙いをもっていました。こうすることで、例えば「スギちゃん」の画像で投稿するユーザーの周りには「スギちゃん」が好きなユーザーが多い可能性が高く、友達を通じて拡散していくのではないか、と考えました。


方向性は決まりました。ただ素晴らしいネタ画像のためには妥協しない写真を取る必要があります。いい感じにくたびれたGジャンを探して夜の渋谷を徘徊するなど、その裏にはインフルエンサーkiyoheroによる涙ぐましい努力がありました。


f:id:mtakano:20120521191639p:image:w360

ただ「ジージャン売っていない」と言っただけで、「ジージャン=スギちゃん=スギちゃんのジージャンならここに売っている」と空気を読んで教えて下さるkiyoheroの友達には頭が下がります。
こうして準備した上で臨んだ撮影時の様子も、メイキングコンテンツで御覧いただけます。

好評につき、新ジェネレータ追加 & 撮影の舞台裏を公開! - ライフネット生命 出口社長におもしろいセリフを言わせよう!

巻き込みやすい仕掛け

いくら良いネタ画像が出来上がったとしても、ソーシャルメディアに投稿する導線がなければ効果は減ってしまいますので、ファーストビューに「セリフを作る」「ソーシャルメディアボタン」がしっかり入るようにしてもらいました(あとは「ブログへの貼付けタグ」も用意してもらいました)。
そして投稿をソーシャルメディア経由で閲覧したユーザーがキャンペーンの趣旨を理解し、自分も参加したくなるように。同時に、自分の投稿を友達に「こんな面白いコンテンツを作ったんだぜ(見つけたんだぜ)」とアピールできるようにしなければならないと考えました。


特にFacebookでそれが伝わるよう、OGPの設定方法を考えました。TOPページはキャンペーンの趣旨が分かるように、そして投稿されたコンテンツのページでは、ユーザー投稿だと分かるように。画像が肝のコンテンツですので、それがしっかりと表示されるのはもちろん、descriptionでの説明のほか、投稿ページではtitleを「出口社長におもしろいセリフを言わせてみた!」に変えました。

  • TOPページのOGP
<meta property="og:title" content="ライフネット上場記念!出口社長におもしろいセリフを言わせてお祝いしよう!" />
<meta property="og:type" content="article" />
<meta property="og:image" content="http://serif.hatena.ne.jp/images/lifenet/og-image.gif" />
<meta property="og:url" content="http://serif.hatena.ne.jp/lifenet/" />
<meta property="og:site_name" content="ライフネット生命 上場キャンペーン powered by はてな" />
<meta property="og:description" content="ライフネット上場記念に、出口社長がネットで人気のコラ素材になりました。おもしろいセリフを言わせて、ライフネットの上場をお祝いしましょう!" />

f:id:mtakano:20120521154631p:image:w360

  • 投稿ページのOGP
<meta property="og:title" content="私の保険料、 安すぎ…!?  - 出口社長におもしろいセリフを言わせてみた!" />
<meta property="og:type" content="article" />
<meta property="og:image" content="http://serif.hatena.ne.jp/serif_images/137.jpg" />
<meta property="og:url" content="http://serif.hatena.ne.jp/lifenet/generators/2/serifs/137" />
<meta property="og:site_name" content="ライフネット生命 上場キャンペーン powered by はてな" />
<meta property="og:description" content="ライフネット上場記念に、出口社長がネットで人気のコラ素材になりました。おもしろいセリフを言わせて、ライフネットの上場をお祝いしましょう!" />

f:id:mtakano:20120521154630p:image:w360


あとは、FacebookTwitter経由の流入が多いと想定していたので、最初の要件定義にスマートフォンビュー対応という項目を盛り込んでおきました。

コンテンツの場の空気

キャンペーンが盛り上がるかにおいて、特にソーシャルメディアを使った企画は、初動がとても大事です。盛り上がりが盛り上がりを呼びます。そしてそれは同時に閑散とした場を盛り上げるのは難しいということです。例えば出口社長のコラのみがあって、誰も投稿していなければ、投稿の二の足を踏むでしょう。
そのため、まずははてなスタッフにいくつか作ってもらい、ライフネット生命の担当者様にも選定してもらった上で、ページのオープン時にある程度の投稿が表示されているようにしておきました。さらに、人気のセリフ一覧コンテンツを作りました。この人気のセリフはPVで判定していました。その時のトレンドが出て、来訪の度に変化するようにしました。これらは投稿への抵抗感をなくし、同時に大喜利的に「自分ならこんなセリフを書きたい」と投稿を促進させる狙いでした。


その上で、はてなの中にこのようなバナーを設置し、まずははてなユーザーにキャンペーンに参加してもらいました。バナーのクリック率は、普段よりも倍くらい高かったです。そりゃあびっくりしますもんね。

f:id:mtakano:20120521154832p:image:w360


また、ライフネット生命とはてなのこれまでの関わりを伝えるコンテンツも設けました。こうすることで急にこういったキャンペーンが始まる唐突感、ユーザーの抵抗感を軽減させるようにしました。

このようなことを、社内で議論するだけでなく、ライフネット生命の担当者様からもアドバイスをいただきながら制作を進めました。

結果

全体数値

ドキドキしながら迎えたキャンペーン当日、僕のFacebookのタイムラインは出口社長のお顔で埋め尽くされました。前衛的なアートがそこにありました。次々に投稿される画像を見て、kiyoheroがホッとしていました。

そして、キャンペーン終了までの数値はこのような結果になりました。

投稿者数 セリフの投稿数 いいね! Tweet ブックマーク数 PV UU
900人以上 2,500以上 2,116 813 421 15万PV以上 4万UU以上
  • いいね!・Tweet・ブックマーク数はTOPページのみの数値です
    • それぞれの投稿ページも合わせると、3,600いいね!、539ブックマークになりました
  • 尚、これ以降に登場する数値やGoogleAnalyticsのデータの集計期間は4/19〜5/18です


予想通り、ソーシャルメディア経由での流入が多くを占めました。はてなユーザーがユーザーを呼んでくれるという効果を体感し、既にユーザーが集まっている場でキャンペーンを展開できる幸せさ・大切さを改めて認識しました。

トラフィック

キャンペーンページの参照元はこのようになりました。
f:id:mtakano:20120521160030p:image:w360

また、GoogleAnalyticsのソーシャルという項目で見る参照元はこのようになります。

f:id:mtakano:20120521160108p:image:w360

GoogleAnalyticsのソーシャルという項目では計測されていませんが、Twitter公式アプリではないクライアントアプリ経由での閲覧は(direct)になってしまっている様子です。全体の訪問数のうち、1/3がスマートフォン経由の流入だったことなどから、(direct)のうちのかなりの数はTwitter経由と考えられます。そうすると、FacebookTwitter経由での流入はおそらく同じくらいで、それぞれ全体の30%くらいになりそうです。

ざっくりとした数値で経由ごとに表にすると

Facebook Twitter はてなブックマーク 各種ブログ はてなバナー Naverまとめ Google
30% 30% 10% 5% 5% 1% 1%

でした。

セリフ画像がNAVERでまとめられたためか、NAVERまとめからの流入があったのも面白かったです。

導線

各ページのPV順です。
f:id:mtakano:20120521160226p:image:w360

訪問数の内訳は、約30%がTOPページ、約20%がセリフ一覧、約50%が投稿された個別のセリフページでした。
ユーザーフローも、TOPページを見てから、「セリフを作る」ボタンよりも先に小さなテキストの「投稿作品一覧」をクリックし、セリフ一覧ページを見るユーザーが大半でした。

一方で、LPごとに訪問数で出すとこのようになります。

f:id:mtakano:20120521160254p:image:w360

当初はユーザーが作った作品をFacebookTwitterで拡散し、結果としてそれぞれの投稿ページの訪問数が大部分になると想定していました。が、こちらのLPごとの訪問数グラフを見ると、2/3以上がTOPページへの訪問でした。
ソーシャルメディアに拡散された投稿作品経由で流入してくるより、キャンペーン自体を面白がってFacebookTwitterで拡散してくれたユーザーによるTOPページへの訪問のほうが多かったようです。これは、ユーザーがキャンペーン全体を楽しんでくれたと前向きに取るか、作品を作って投稿するにはまだまだハードルが高く、もっと効果を出せただろうという反省点なのかは、今後考えていく必要がありそうです。
尚、作品を作って投稿してくれたユーザーの割合は、全体訪問数のうち約4%でした。これも多いのか少ないのかは、今後検討の余地があります。

こんな人も参加してくれました

デイリーポータル林さんの作品

はあちゅうさんの作品

今後

盛り上がったとはいえ、反省点も多くあり、こうすれば良かったというポイントもいくつか残っています。時間的制約でできなかったものから、キャンペーンを開始してから気づいたものも、いくつもあります。特に個人的には、投稿作品の面白さよりも、Facebookの友達が多かったり、Twitterのフォロワー数が多いユーザーの作品が目立ってしまったところには改善ポイントがあると思っています。

とはいえ、CGM×ソーシャルメディアによって、閲覧・参加ユーザーを増やしていくプロモーション事例が出来たことが喜ばしいです。何よりもただBUZZを起こすだけではなく、ユーザーが楽しんでくれた結果が、ライフネット生命様への親しみに繋がるキャンペーンとなり、本当によかったです。kiyoheroさんの他、お手伝してくれたはてな社内の皆さん、ライフネット生命の皆さん、ユーザーの皆さん、ありがとうございました!


最後に宣伝しておきますと、このようなはてなセリフを使って何かやりたい!という場合には、僕ではなく、いつでもスーパーソーシャルメディアクリエイターkiyoheroにご相談下さい!資料も下記よりダウンロードできます!
はてなセリフタイアップのご案内(PDF)

代理店から媒体に来て二年

昨年このようなエントリーを書きました。
代理店から媒体に来て一年 - mtakanoの日記
早くも2年が過ぎてしまいました。色々ありましたが元気です。
特にこの1年、はてな営業部は元気になりました。


変わったこと

  • 記事広告が売れ筋商材になった
  • 営業部の人数が増えた


  です。

記事広告が売れ筋商材になった

色々な広告主様とご一緒させて頂きました。クオリティの高いものをリリースできていると思います。
PR - はてなブックマークニュース


売れ筋の商品に至るまでは、本当に長い道のりでした。。。
提案を進める中で「このPR表記外してもらえませんか」と言われることがよくありました。その度に「それは出来ません」とお断りをし、失注に至るケースも多くありました。何度も「PR表記外したほうがいいのでは」と迷うくらい、心が折れかけたことがあります。が、結局突っぱねてきました。


今年になり、ステルスマーケティングが嫌われる世の中になりました。あの時、心が折れてなくて本当に良かった。「PR表記」をファーストビューに大きく出しつつも、ユーザーの皆さんが「PRだけど面白くてためになる」と反応してくれる広告事例をたくさん作れたことに誇りを持っています(なぜか「PRと書いてあるのでステマ」と反応されることも、ごくまれにありますがw)。


この広告の姿を「むしろ良いものだ」と受け入れてくれた広告主の皆さん、ネガポジ含め読んでくれた、反応してくれたユーザーの皆さんに御礼を言いたいです。何よりも個人的には「PRを隠すのは正しい姿ではない」と、僕が悩む度に諭してくれた編集の方に、感謝を伝えたいです。ただ直接面と向かって言うことはありませんので宜しくお願い申し上げます。



また、どの記事もかなり取材をして作り込んでいます。


今、世の中でBUZZるコンテンツは、大体次の3種類があります。

  • 1.「単に面白くてBUZZるもの」
  • 2.「単にタイトルで釣っているもの」
  • 3.「面白いくて釣り要素は入りつつも、本質的に良いものだから紹介したくなる、保存したくなる、結果としてBUZZるもの」
  • (あと、4.「気づく人の少ない巧妙なステマ」もあります)


はてなの記事広告は3を目指しています。だからしっかりと取材します。経費や工数もかかりますし、誘導費も必要ですので、少々お値段高めです。広告業界では、どれだけtweetされるか、どれだけLikeされるか、もしくは媒体にただ掲載されただけ、その他単にPVのみが指標になることがあり、そのために「もっと安くていいからリリース文だけ載せてほしい」「そこまで取材しなくていいから、ただネタだけ書いてくれ」と言われることだってあります。


これはステマとは違って、みんなが喜ぶケースならいいか、とも思います。ただ、今の僕らの指針は「ちゃんと取材してその分しっかりした広告コンテンツを作る」です。3.を選ぶと苦労が多いです。大変だし時間もかかるし、紹介できる商品も限られるしで、失注も増えます。でもまずはこの指針に従うことで、多くの人の信頼を得ることから始めたいと思っています。実際、記事の品質に信頼をおいて問い合わせを頂くケースが増えてきています。これもやってきて良かった。


営業部の人数が増えた

一時期、僕を含め営業が実質2人、という時もありました。オフィス内が寒かった。。。
それが少しずつ、新卒が加わり、中途が加わり、今では計8名のチームになりました(兼務含めですが)。


はてなには記事広告以外にも、バナー広告、うごメモ広告など幾つかの広告があります。各自がこれまでの経験を活かして、得意な分野で広告を売ってくれています。


2人では手が回らなかったものをカバーしてもらえますし、ブレストすることで、どんどんと良い企画が出てきます。上で書いたような理由により、はてなの広告は売るのが大変なのですが、それでもみんな売ってきてくれるので、結果事例が増えて、その事例が増えたことによって引き合いが来る、という良いスパイラルが回っています。オフィス内も暖かくなりましたよ!


おかげで、ここしばらくの間は面白い広告コンテンツがリリースされるはずです。どうぞお楽しみに。


次の1年の目標

  • 新しい、売れる広告メニューを作る


  です。


確かに記事広告は売れ筋商品になりました。でも、はてなのサービスやユーザーの力で、また違った広告が作れるはずです。確かにたくさんユーザーにクリックさせる広告を作れば、売りやすい広告ができます。ただそれはユーザー体験とのトレードオフになるケースが多いです。では、ユーザー体験を損なわず、かつ広告主の満足を得られる広告はどうすればいいのか?大きな課題です。他の媒体を例に挙げると、クックパッドはユーザーのことも考えながら、良い広告を出していてすごいなあと思います。そんな風に、はてななりの新しくて売れる広告メニューを作っていきます。



来年の僕はどんなエントリーを書いているのだろう。ここに書いた目標を達成して、さらに次なる目標が立てられるように、頑張っていこう。

今年のWEBマーケティングがどうなるかを考えた

今さらですが、考えてみました。色んな方にお話を聞いたり、ブログを読んだりしてのエントリーですので、僕だけのオリジナルな考えではありません。


今年来るWEBマーケティングを調べてみると、色々なキーワードが出てきます。コンテンツマーケティング、ゲーミフィケーション、またスマホへの移行など、、、
バズワード!結局は顧客の心をどう動かすかでしょう!」と言ってしまえばそれまでです。
でも時代に合わせて生まれる心の動かし方の手段を知るためにも、覚えておいて損はないのかなあと思っています。ソーシャルメディアマーケティングという言葉は早く消えればいいと思っています



中でも特に僕が注目している、今年こうなるであろうことは、インターネット広告の目的がより「CPC」と「人」に分かれていくことです。
綺麗なMECEにはなっていませんが、マーケッター側の目的に分けると、「獲得」と「インサイト」に言い換えられるのでしょうか。
Facebookの広告が、これまでのインターネット広告の論理ではそこまで効率的ではないのにあれだけ売れているのは、マーケッターが直感的に「これはいい!」と思っているからじゃないですかね。



そしてその流れを、GoogleAnalyticsの機能追加が推し進めるのではないかと予測しています。
具体的には、簡易的にでもGoogleAnalyticsにインタレストターゲティングのカテゴリが紐づくのではないかと思っています。
Google Think Insights(Ad Planner)が凄すぎるので使い方まとめ -基本データ編- | misc
この機能がつけば、コンバージョンしたユーザーの性別・年代だけでなく、趣味嗜好が分かります。実際には100%当たっていなくても、統計として表示されれば幾つかのインサイトが出せるでしょう。さらには、ページごとに訪問したユーザーのインサイトが表示されるかも。このページは主婦がよく見にきた、このページはWEBエンジニアがよく見にきた、などと。

こんな風に解析とインサイトが連携することで、こういったユーザーはライフタイムバリューが高い、というところまで考えて、広告予算の最適化と顧客の拡大を図ることができます。


もしそうなったら外部メディアでキャンペーンを実施した際に、誘導数の他に「どんなユーザーがやってきたのか」というデータを求められるかもしれません。
さらにはここで取得されたインサイトを元に、テレビや交通広告などデジタルではない広告においても、より精度の高いターゲティングが出来るかもしれません。
こうしてインターネットのアプローチから、これまで溝があるように感じていたブランディングと獲得の連携、アナログとデジタルの連携が進んでいけばいいなあ、、、と妄想は広がります。
もちろんGoogleが取得しているインサイトは、データ元からネットリテラシーが高めの人が多いはずなので、マスという意味合いでズレたインサイトになるかもしれませんが。


さて、そうなるとGoogleAnalytics以外の解析サービスも、オーディエンスデータと連携しユーザー情報を取りに来るかも知れません。


読み返してみると、「かもしれない」ばっかりだ!今年の予測というよりも、広がるばかりの妄想だ!実際にはどうなるんでしょう。いまだ考え中です。

今年読んだ本のマイベスト10

昨年の途中から、読んだ本は必ずブクログに登録するようになりました。そして、今年の途中からは、必ず感想も残しておくようにしました。
一言でもいい、目次を残すだけでもいい、という風にハードルを低くしたおかげで、感想を残すことも継続できています。

mtakanoの本棚 (mtakano) - ブクログ



読書は趣味なので、内容を忘れてしまってもしょうがないと割り切っているのですが、たまに「この本読んだっけなあ」とさえ考えているひどい有様。でも今年からは、自分がどんな本を読んで、どんなことを思ったのかが分かるようになりました。


年の瀬なので、ブクログの本棚を振り返ってみたら、ちょうど今年読んだ本で星5つが10冊ありました。ですので、この中からマイベスト10を選んでみようと思います。
しかし、今思い返してみると「この本に星5つつけるなら、あの本の方が自分の血肉になったなあ」と思うものもあります。やっぱりノリで「これはいい!」というのと、少しずつ熟成されるものは違いますね。


10.日本的ソーシャルメディアの未来

日本的ソーシャルメディアの未来 (PCポケットカルチャー)

日本的ソーシャルメディアの未来 (PCポケットカルチャー)

すみません、いきなりどんな内容だったか全然思い出せない。。。
濱野さんの言説というのが好きで、星5つにしたんだと思います。
確か、「アメリカは信頼社会で、日本は安心社会」というくだりで、
「だから日本はWEBサービスにコミュニティ的側面が強くなるのか」と納得感があったからじゃないかな。


9.永遠の0

永遠の0 (講談社文庫)

永遠の0 (講談社文庫)


タイに一人旅に行ったとき、ふと手に取った結果、タイに到着するまでずっと読みふけっていました。
太平洋戦争について、今まで自分が考えたことのない側面の話を体験することができました。

永遠の0 (講談社文庫)についてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ


8.13日間で名文を書けるようになる方法

13日間で「名文」を書けるようになる方法

13日間で「名文」を書けるようになる方法


タイトルでよくあるハウトゥー本のように思えるかもしれませんが、
大学での日本語教育による、学生との生のやり取りの中で新たな日本文学を生み出していくという、まぎれもなく高橋源一郎さんの本。


7.日本の殺人

日本の殺人 (ちくま新書)

日本の殺人 (ちくま新書)


ニュースからでは見えてこない、「日本の殺人」とは何か。「なるほど、そうだったのか!」と思う箇所ばかりでした。
日本の殺人 (ちくま新書)についてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ


6.芸術闘争論

芸術闘争論

芸術闘争論


コンテクストの上で語るという芸術。これも、自分の狭かった了見をぶち壊してくれる本でした。
芸術闘争論についてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ


5.犯罪

犯罪

犯罪


ドイツの弁護士が描いた短編集。どの作品も、とても面白い。しかもバラエティに富んでいて飽きなかった。
このミス海外部門か何かで1位とってたような気がします。
犯罪についてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ


4.日本語が亡びるとき

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で

日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で


この本を読んだ感想をブログに書こうと思ったら、ちょうど3月11日の震災が起き、メモをPC上に残したままでした。
「本格小説」という素晴らしい日本文学へのオマージュを残した水村早苗さんだからこそ書ける、
亡びゆく美しき日本語へのメッセージ。英語公用語の時代に、国語はどうなるのだろうか。


3.フェイスブック 若き天才の野望

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)


初めてGoogleの本を読んだ時と同じ興奮が味わえました。映画「ソーシャルネットワーク」を観て興奮した人にはおススメだと思います。
フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)についてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ


2.ネットバカ

ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること

ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていること


この本を読んで「これはオレにとって大事な本だから、感想を残しておかねば!」と思ったのが、
ブクログに感想を書くようにしたきっかけでした。ネットの素晴らしさを語る本は多い一方、ネットのマイナス面をネットを分かっていて語ってくれる本は少ないと思います。
ネット・バカ インターネットがわたしたちの脳にしていることについてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ


1.ストーリーとしての競争戦略


「ビジネス書の中で、自分がオススメするとしたら?」という質問があった場合、この本を挙げるのではないかと思います。
内容が濃すぎて、とても一言では感想が書けません。読み込んで勉強しなければいけない本だと思っています。
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)についてのmtakanoさんのレビュー - ブクログ




ここで挙げた本の多くが「こんなことを考えたこともなかった!」と、気づきを与えてくれた本でした。
せっかくこんなにいい本に出会えたのだから、もっと自分の血肉にしないと、本に申し訳がないなあと反省をした年の瀬でした。

スーらくを使った忘年会を開催してモテようとする

最近、はてなぐるなびさんのサービス「スーパーらくらく幹事さん」を紹介する記事広告をリリースしました。
営業なんだから紹介したサービスは使うぜ!と使ってみたら本当にスーパーらくらくで便利でした。
せっかく便利だからモテようとしました。


「スーらく」で幹事らくらく? はてな的忘年会を開催してみた - はてなニュース



気がつけばもう年末。ということで先日、友達と忘年会を開きました。
僕が言い出したのでしょうがないのですが、参加メンバーは腐った怠け者どもなので場所探しは僕がやることになりました。めんどくせえ!
めんどくさいので、忘年会2日前になってもまだ場所は予約しておりません。
参加メンバーの愚民どもからは「もうどこも満席です忘年会の予約なんかできないですよ」とプレッシャーをかけられますが、
僕はこの記事でスーらくを知っていたので、「なんとかなるんじゃねーか」と余裕をかましておりました。



※ちなみに「スーらく」は、ひと言でいえば、日時や人数、場所を登録しておくと、
その要望に応えられるお店がメールしてくれるというサービスです。



のんびり構えつつ、このスーらくを試した所、シーズンまっただ中で明後日実施する忘年会にも関わらず、
すぐに「うちではどう?」とお誘いメールが。しかも7店舗きました。もうモテました。
忘年会メンバーには「スペイン料理とネパール料理と寿司はどれがいい?」と
選んでもらった上で店舗を決定するという、見事な手際の良さ。モテ期がきた。



結局スペイン料理の店にしました。予約ができても店がダメなら幹事としては失格です。
未来永劫来世までモテないでしょう。
だがしかし、美味しくてアットホームな良い店でした。すごいだろう。
惜しむらくは、店内や料理の写真をアップして自慢すればよかったのですが、酔っ払っていたのでそんなものはありません!
ですので、ぐるなびに載っていた写真を拝借させて頂きます。


(一番美味かったハンバーグの写真がなぜか小せえ!)


初めてスペイン料理専門店でご飯食べた。
コスパ安くて美味しかったです。



ママさん一人で経営されている小さなお店で、僕らだけの貸切状態になっていました。
場所も、正直ちょっと分かりづらい。
食べログで見ても、みんな高評価をつけているのに星を隠しているので目立ちません。

体が喜ぶ ご馳走 美肌レストラン

食べログ 体が喜ぶ ご馳走 美肌レストラン

言ってしまえば隠れ家的店舗です。
お店側から提案がなければ、正直辿り着くことはなかったでしょう。



さて、普通に便利なサービスだったのですが、なんだか宣伝臭が増してきてしまいました。
でもこのサービスを使ったおかげで、店舗の人と直接やり取りができる、
店舗の中の人の顔が見えるサービスって大事だなあと気づかせてもらいました。
クチコミだけでは、中の人の顔が見えづらかったりするんですよね。


以前、こちらのエントリーが評判になっていました。
大規模懇親会を支える技術〜ドタキャン率と戦う方法〜 - Yamashiro0217の日記



飲み会の開催前に店舗の人と「何人くらい参加予定、でも変動あるかもしれません、予算は一人あたりこれくらい」
などと簡単にでもやり取りできていると、とても心強いです。
「参加人数が読みづらい」「妊婦さんがいるから禁煙の店を探している」「送別会なので、ちょっとしたサプライズやりたい」
「狙っているあの娘がいたら、あらかじめお店の人に協力をお願いして」など、
飲み会って色々な困りごとや要望があったりします。
それを1件1件電話で交渉するのではなく、「こんな事できるお店さん募集」と一斉に声をかけられるので、本当に便利です。




そういうわけで、スペイン料理うまかったですし、いい忘年会になりました。
ただ今回の忘年会メンバーはほぼ男性だったので特にモテませんでした!アディオス!

Facebook経由で代々木のチャンバライベントに参加してきました

先週、チャンバラ合戦 〜戦 IKUSA〜というイベントに参加してきました。
"Facebookページ チャンバラ合戦 〜戦 IKUSA〜"


チャンバラとはいっても、いい大人になったので木刀でボコボコにし合う、なんて事はしません。
ゴム風船の刀で、腕につけた風船を割る(叩き落す)というのが基本ルール。全然痛くありません。
なので、男女はもちろん、大人から子どもまで参加できる遊びです。
f:id:mtakano:20111106230047j:image:w360


そういわけで、代々木公園に30人くらい、老若男女さまざまな武士が集結しました。
これだけ集まると、チーム戦、全員が敵の勝ち残りサバイバル、
大将の命がとられたら負けというゲームにするなど、様々な遊び方ができます。
戦の場に出れば、女子供は関係ねえ!とか言ってると、女子供に追いかけられたりしますので、相当疲れます。
疲れますが、とても楽しかったです!
f:id:mtakano:20111106230046j:image:w360
f:id:mtakano:20111106230041j:image:w360


このチャンバライベントの主催者の米田さんの目標は、関ヶ原に500人が集結してチャンバラをすることだそうです。
その時には、モバイル端末も組み合わせて「あそこに大将がいるぞ」みたいに通信しあって戦うことまでやりたいそうです。
昔なつかしのチャンバラが現代なりにリニューアルされた遊びになる、とてもワクワクします。参加したい!


で、そもそもは、大阪を元気にする、という夢が根底にあるとのことでした。
そのために外国から人を集められるイベントとして考えたらしく、
みんなでコスプレをしてチャンバラをする大会なんかも、やっていきたいとのこと。すごく盛り上がりそうです。ぜひ実現して欲しいです。


ちなみに大阪のイベントも、大盛り上がりだったそうです。
チャンバラ合戦-戦 IKUSA-レポ in 大阪城|『涙は心のスイッチ』 ~500万人を泣かせる旅~



ところでこの子どもから大人までの男女がリアルの場に一同に介して遊ぶイベント、どんな風に集客したのか?
それはATNDやTwitterFacebookで行ったそうです。
実際に、僕が今回このイベントに参加したのが、Facebookで知り合いになった方に、
Facebook上のイベントで誘われたことがきっかけでした。
その後、このイベント2日前に開催された異業種交流会で米田さんと知り合いになり、
これも何かの縁だと、参加を決めました。


少し前だったらこういうイベントも集めるのは身の回りの人中心だったと思います。
が、ソーシャルメディアの盛り上がりによって、誰かの友人が集まっていき、
結果としてほぼ知らない間柄で30人くらいは集まるイベントが出来上がりました。


そういえば参加者の方の中には、ぶつかっても痛くない素材で作った
フリスビー風のリングビーという遊び道具を開発して販売している方もいました。
チャンバライベントも、リングビーも、ソーシャルメディアで広がっていきそうなコンテンツだなあと思います。


佐藤尚之さんが「明日の広告」の続編、「明日のコミュニケーション」で「発信元への共感を築くことが大事」と言っているように、
共感を呼びやすいコンテンツなんでしょう。
個人的にはこれらのコンテンツの根底に、みんなが優しく楽しくなれる、「調和」の空気を感じます。
僕はよくある「いいね!」の連鎖は居心地が悪くなることもあるのですが、
今回のイベントには老若男女全てが参加できる「調和」の空気があったことが、心地よく楽しめた理由なのかもしれないです。